【 カララ(ビアンコカララ) 】

 

 

 

大理石の定番とも呼ばれるビアンコカララは、地中海の一部であるティレニア海に面する、イタリア共和国中部のトスカーナ州マッサ=カラーラ県のカラーラで産出される。

 

白地に灰色が縞のようにまざりあったものが主だが、採石場によっては、色や模様が大きく異なり、淡い黄色の線が入っていることもある。

 

産出量は多く、色や柄および地色の白さで、グレードが変わる。 日本に輸入されるビアンコカララはビアンコカララCなどと名前がついているものもある。これはビアンコカララのランクによるもので、AやBは産出量が少ないため彫刻用に使われることなどが多く、日本に輸入されることはまずない。AやBは純白でグレーの柄がほとんどない。

 

次のCランクからは日本に輸入されている。
その次のDランクはかなり地色がグレーで人気がないので、その中間のCDというクラスが規格品として輸入されている。
 


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