【インドシナ半島】
インドシナ半島(インドシナはんとう、フランス語 : la Péninsule indochinoise、漢字表記:印度支那半島)は、中国 の南、インド亜大陸の東にある東南アジアの半島である。中国語では中南半島(中国の南の半島)あるいは中印半島という。ベトナム語 では Bán đảo Đông Dương(チュノム :半島東洋)である。
東南アジアの地形図
出典:Wikipedia
[概要]
この地域はインドシナ(Indchine)と呼ばれ、インドと中国に挟まれている地理的特徴からフランスによって名付けられた。具体的には、ベトナム、ラオス、カンボジアの3ヶ国に加え、タイとミャンマー両国のマレー半島の部分を除く地域がインドシナと呼ばれる。ただし、マレー半島をも含めてインドシナ半島やインドシナと呼ぶ場合もある。一方、フランスから「インドシナ」という場合などには、旧仏領インドシナ地域のみを指していることがある。ベトナムではこの地域を、西洋に対して、アジアの中心であるという意味も含めて、「インドシナ」ではなく「Đông Dương(東洋)」と呼んでいる。このような「狭義のインドシナ」については、仏領インドシナを参照。このフランス領インドシナ旧構成3国と英領インドシナであったミャンマーをインドシナ4国(CLMV)という場合もある。
[歴史]
ベトナム、ラオス、カンボジアの3ヶ国(狭義のインドシナ)はかつてフランス領インドシナだった。
[民族]
インドシナ半島と周囲国
出典:Wikipedia
1770年代の古地図
出典:Wikipedia
古くからバンチェン、ホアビン、ドンソンなどの先史文化が栄え、インド文明や中国文明の影響を受けたカンボジア人、タイ人、ビルマ人、ベトナム人や数多くの少数民族が住居する。
[形成]
半島の東側は南シナ海、西側はベンガル湾に面する。東部にはアンナン山脈、西部にはアラカン山脈があり、その間をメコン川、チャオプラヤー川、エーヤワディー川などが北から南へ流れ、下流地域では広大な三角州を形成している。
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