【イーシャーナプラ】

(世界遺産)

イーシャーナプラは イーシャナヴァルマン1世(615~635、扶南国の属国の1つクメール人国家・真臘(しんろう=チェンラ)の王)によって王都・伊奢名城(イーシャナじょう)として建設された。

 

伊奢名城跡は現在、トンレサープ湖北東岸のコンポントム(もと扶南の首都)近郊にあるソムボープレイコック遺跡(サンボール・プレイクック遺跡)として残っており、世界遺産に登録されている。 6世紀末~9世紀にかけてのプレ・アンコール期に建設されたもので、カンボジア国内としては現存する最古の遺跡群でもある。

 

広大なエリア内はN群(北グループ)、C群(中央グループ)、S群(南グループ)と3つのグループに大別でき、小さなものを合わせると100以上の遺構が点在。レンガで造られた塔や祠堂、それら側壁に残る宮殿を描いた細かなレリーフなどが残っている。

 

出典: [アジアトラベルノート]