【バフラーム・チョービーン】

 

 

サーサーン朝時代の7名家の一つミフラン家の首長。イスラム時代史料ではバルフを征服し、オクソスを越えて、西突厥王か突厥に属していたエフタルの首長か、突厥の家臣とされる有力者を殺したとされる。

この後、チョービーンは、コーカサスへと転戦し、ハザールに勝利した後、ホルミズド4世の下で対ビザンツ軍司令官となり、グルジアで作戦を行い、アラクセス河畔でビザンツ軍を破った。これによりバフラームの人気はホルミズド4世の嫉妬心を生み、司令官を解任されたことから反乱を起こす。

 

ホスロー2世の時王位を簒奪したが、ビザンツとアルメニア同盟軍との戦いで敗北し、突厥に逃亡するもホスローの教唆で暗殺される。

 

出典:Encyclopedia Iranica

   サーサーン朝の歴史(ジオシティ-ズ)