【イベリア王国】

 

 

イベリア王国(Iberia)は、南コーカサス、現在のグルジア東部に存在した王国である。紀元前1世紀から紀元後1世紀にかけて、 大コーカサス山脈の南部、小コーカサス山脈の北部に存在した。イベリア半島と区別するためコーカサス・イベリアとも呼ばれる。

 

イベリアは、古代東グルジアのギリシア語名。自称はカルトリKartli。東グルジアの種族は前4世紀ころ国家形成に向かい,コルキスを除く統一国家を建て, 首都をトビリシに近いムツヘタに置いた。

 

伝説ではアレクサンドロス大王の総督に対する反乱の指導者であったパルナバズが最初の王であった。 住民は王族,僧侶,自由身分の戦士と農民,身分的には王の奴隷とされる平民の4階級に分かれていた。 前66‐前65年のポンペイウスの侵入には,激しく抵抗したが,征服された後は好んでローマ化を受け入れた。

イベリア王国の地図

紀元前302年頃–580年頃