【アルサケス朝アルメニア】
66年から428年まで続いたアルメニア王国の王統。紀元63年に結ばれたランデイア条約により、「アルメニアの王位はパルティアのアルサケス家が継承し、領土は属州としてローマのものとする」という折衷案が取り決められた。こうして66年、パルティア王ヴォロガセス1世の弟ティリダテスを初代国王として、ペルシア人によるアルサケス朝アルメニアが誕生した。
ローマ帝国に属しながら、 パルティアの王族が王位に就くという変則的な政治体制だった。
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