【ジャン・ジョレス暗殺事件】

フランス社会党のジャン・ジョレス(1859-1914)は独仏両国の社会主義政党の連携のうえに反戦平和の運動を推進しようとし、1914年サラエボ事件以後の国際情勢が切迫するなか、平和の意志を表明するため急遽パリ大会の招集を提案した。

 

その直後の7月31日、彼はパリのカフェ・クロワッサンでラウール・ヴィラン(1885-1936)という熱狂的な愛国者に暗殺された。このころから各国の社会主義政党内に動揺が起こり、やがて第1次世界大戦が始まる。