【ラテライト】
ラテライトは、成帯土壌 と呼ばれるもののうち、湿潤土壌に分類される土壌 のひとつである。
ラトソル、ラトゾルまたは紅土とも呼ばれる。語源はラテン語のLater(「煉瓦」の意)。 サバナ や熱帯雨林 に分布する。地表の風化物として生成された膠結物質(粒子 間に鉱物 が入り込み、それが接着作用をしたもの)である。雨季に有機質 が微生物 により分解 することに加えて珪酸 分や塩基 類が溶脱したことにより残った鉄やアルミニウムなど金属元素の水酸化物 が表面に集積して形成される。
構成鉱物は主に針鉄鉱 、ギブス石 、ダイアスポア などで、インドシナ半島 およびインド 、キューバ などサバナ気候 地方に広く分布している。やせ土なため農業には向いていないが、インドでは煉瓦 をつくる原料に利用されている。
-[形成]・[産地と利用]を含めたラテライトに関する詳細は
「ラテライト・[形成]・[産地と利用]」の項目を参照-
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