【スマトラ島】

スマトラ島

 

スマトラ島(インドネシア語: Pulau Sumatera)はインドネシア共和国、大スンダ列島に属する島。

スマテラ (Sumatera) とも。

 

[歴史]

 

マラッカ海峡に臨み東西交通の要衝であるため、古代からシュリーヴィジャヤ王国(7世紀-13世紀)などの諸王朝(en:Dharmasraya、en:Pagaruyung Kingdom)が興った。

 

古くはヒンドゥー教仏教が優勢だったが、13世紀末からイスラム勢力が進出した(サムドラ・パサイ王国アチェ王国シアク王国)。1292年、マルコ・ポーロがサムドラ・パサイ王国を訪れている。

 

14世紀にはイブン・バットゥータが訪れている。 15世紀には鄭和がスマトラ(蘇門答剌)に寄航している。 16世紀以後ポルトガルイギリスオランダが進出。 パドリ派とアダット派(オランダ軍が支援)の間でパドリ戦争(1821年 - 1837年)。北部アチェ王国が最後まで抵抗したが、1873年~1914年のアチェ戦争後、オランダの支配権が確立した。

 

パレンバンの豊富な石油資源を求めて日本が1942年に占領したが1945年に撤退。 1949年のインドネシア独立後は、豊富な石油資源をもとに経済開発の中心の1つとなっている。 1970年代以降、インドネシア政府のジャワ島人口分散の一環として、200万人以上がスマトラに移住した。

 

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スマトラ島・[アチェ州分離独立運動]以降」の項目を参照-


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