【孫悟空】
孫悟空-西遊原旨の挿絵より
孫 悟空(そん ごくう、繁体字: 孫悟空; 簡体字: 孙悟空;)は、中国の四大奇書小説『西遊記』の主要登場キャラクターの一人である上仙。今も崇拝される道教の神でもあり、香港をはじめ、台湾や東南アジアでは一般に斉天大聖(せいてんたいせい)の号で呼ばれ、信仰されている。別名は孫行者。
[『西遊記』概略]
- 詳細は「西遊記 」を参照-
明の小説『西遊記』の主人公。仙石から生れた神通力をもつ猿。天界を騒がせた罪で五行山下に閉じ込められていたが,のち天竺に取経に行く三蔵法師に助けられ,法師の従者となり,猪八戒 (ちょはっかい) ,沙悟浄 (しゃごじょう) とともに三蔵をさまざまな危難から守る。
史実であった唐の玄奘 (げんじょう。三蔵法師) の取経旅行は唐末にはすでに伝説化し,宋代には講談の題材となった。架空の従者孫悟空の原型は南宋末の書とみられる『大唐三蔵取経詩話』に猴行者 (こうぎょうじゃ) の名で登場し,その後の物語の発展過程で徐々に重要人物化していった。
『西遊記』では,生一本でおだてに乗りやすい底抜けに明るい性格に描かれ,縦横の活躍をし,元来主人公であるはずの三蔵法師の影を薄くしている。
出典:
・ウィキペディア
・ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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