【ラクナウ協定】

1914年、第一次世界大戦(1914-18)が始まり、イギリスは大量の兵士と物資をインドから供給するため、インドはイギリス側に立って参戦させられ、メソポタミア戦線で40万人以上の戦没者を出した。

 

1915年にはインド防衛法を制定して、インド総督にインドの反英運動を取り締まる権限をさらに強化させた。これにより、インドはこれらの代償として自治要求が高まった。また全インド=ムスリム連盟においても、連合軍イギリスが同盟国側にいるイスラム帝国・オスマン=トルコ(オスマン帝国。1299-1922)と戦うことに不満を抱き、1916年、インド北部の都市ラクナウで、全インド=ムスリム連盟は国民会議派との協調を約した。 

 

出典:世界史の目 Vol.54