【カルギル紛争】

1999年4月、カシミール地方のカルギル地区で起きた武力衝突。 パキスタンが、支配の境界線である管理ラインを越え、偽装戦闘員をインド側に送り込んだことが、戦闘のきっかけとなった。 砲撃、空爆という正規軍の本格戦闘に発展。

 

この戦闘は、その2ヵ月前のラホール宣言によって、カシミールの境界線が固定化に向かう事を阻止しようとしたもので、核保有国同士の紛争となれば、国際社会も無視できず、カシミール問題を国連や第三国の調停の場に引き出す環境を作ることができる、という読みの下で行われた。

 

 

参考文献: ・遠藤義雄 from 「ポスト・タリバン」,中公新書,2001/12/20,P.102,抜粋要約)